平成29年3月17日(金)
三つどもえ戦が濃厚
現・元・新の争いか
知事選、23日告示

 任期満了に伴い、今月23日告示、4月9日投開票の日程で行われる県知事選は、無投票だった25年の前回とは様相が一変し、現職に元職と新人が挑む「三つどもえ戦」となることが濃厚となった。告示まで1週間を切る中、選挙戦に向けたムードが一気に高まってきた。
 立候補を表明しているのは、現職で3選を目指す佐竹敬久氏(69)、元知事で前参院議員の寺田典城氏(76)、共産党新人で元県議の山内梅良氏(69)の3人。前回は無投票だったことから、寺田氏が知事を引退した21年の選挙以来、8年ぶりの選挙戦となる。
 最も早く立候補を表明したのは現職の佐竹氏。昨年12月の県議会本会議での一般質問に答え「人口減少の抑制と地域活性化を図るための攻めの取り組みを集中的に展開してきた」と振り返り、これまでの成果を強調。「発展に向けた流れを途切れさせず、新たな視点を加えながら、取り組みをさらに進めていく必要があると考えた」と述べた。
 一方、9年から21年までの3期12年にわたり知事を務め、参院議員も1期務めた寺田氏は、2月16日に立候補を表明。「無競争はよくない。県民に選択肢を持ってもらいたかった」と出馬の理由を説明するとともに、現県政に対しては公共投資や不透明な議論の在り方などに注文を付け「我慢できない。秋田を変えなければならない」と訴えた。
 告示まで約1週間に迫った15日に、県議を3期務めた山内氏が立候補を表明。現県政を「県民が何を望んでいるのか見えなくなっている」、新文化施設の建設は「まったくの愚策」と批判しながら「今やらなければ手遅れになることを徹底してやる」と訴えた。政策には「人口減対策が急務として、正規雇用拡大と給与引き上げなどを掲げた。
 県知事選に、元職が立候補するのは公選制の導入後、初めて。三つどもえ戦は、現職に2新人が挑んだ13年の選挙以来となる。

「鹿角マルシェ構想」の第3回推進会議(山村開発センター)
事業主体は観光公社
推進会議で構想案提示

「鹿角マルシェ」
 こだわりを持って生産された農作物の販売・加工等を行うための6次産業化拠点施設やその運営組織の在り方を検討している「鹿角マルシェ構想推進会議」の第3回会合が15日、鹿角市山村開発センターで開かれた。この中で、市当局が事業主体をかづの観光物産公社、設置場所を道の駅かづの「あんとらあ」とする構想案を示した。
 同会議は、販売重視型農業の可能性を検討し、マルシェを通じた農産物等の販売戦略を市民全体で考える場として本年度設置。メンバーの青年農業者や農産加工、直売所、飲食店、宿泊施設、JA、商工会、金融機関、県、市の関係者ら32人がワークショップに取り組んできた。
 「鹿角マルシェ構想」は、有機栽培や特別栽培で生産された付加価値の高い農産物の販売・加工等を行う6次産業化拠点施設の整備など、生産・販売体制を構築する取り組み。これと並行して、農産物をマルシェに出荷する生産者の組織づくりも進める。
 実施する事業は▽直売▽レストラン▽ふるさと便▽農業体験―のほか、将来的に加工製造、ジビエ加工を計画している。
 このうち直売事業は既存のあんとらあ直売所を核とし、出品者が生産者組織「仮称・かづのFood」に参加する形を想定。地元宅配事業(野菜セットを一般世帯、飲食店等へ配達)も計画している。ふるさと便は首都圏レストラン等への販売などを計画している。
 今回はワークショップのまとめを行ったほか、市が考えるマルシェ構想案を提示し、意見を交換した。
 構想案によると、事業主体はかづの観光物産公社、設置場所はあんとらあ。あんとらあと想定した理由は平成30年度に大規模改修を計画していること、既存の直売所やレストランがあり拡充により対応が可能であることなどを挙げた。
 29年度は市内各直売所、生産者を訪問し、現状調査と意見交換を実施。市内の旅館・ホテル、レストラン等の消費動向、需要調査を行い、生産と消費のマッチングを図る。また、野菜セット等の商品開発やテスト販売を行う計画で、29年度内にはマルシェ構想の方向性をまとめたい考え。
 一方、あんとらあ改修のスケジュールは29年度に施設整備基本構想立案、30年度に実施設計、着工、31年度に運用開始―となっている。

 春の風物詩となっているこいのぼり。昨春は保護者や住民ら
約50人で掲げた(松峰児童館)
松峰児童館、月末で終了
あす卒園式と終了式
大館

 昭和32年から未就学児を受け入れてきた大館市松峰児童館が、入所児の減少により本年度末で終了する。60年の歴史があり、子どもたちは自然豊かな環境の中、地域住民に見守られ成長してきた。児童館は4月から地域の活動に活用されるほか、春の風物詩となっているこいのぼりは町内組織に引き継がれる予定。18日に最後の卒園式と終了式が開かれる。
 昭和32年、季節保育所として教員住宅を利用して開設。農家が多い松峰集落では、女性も農作業に忙しく、地元婦人会が開設に尽力したという。同44年に児童館を新築。地盤沈下により集落が集団移転し、児童館も同49年に現在地に移った。
 1期生は39人で、以降も松峰を中心に市全域から、毎年度10〜30人台の3〜5歳児が在籍。平成26年度は23人いたが、27年度は新規入所がなく、15人に。28年度は6人となり、年長児4人が卒園するとさらに減る見通しとなった。市子ども課は「10人以上でないと集団指導が成り立たない」と判断し、昨秋から終了に向けた協議を進めてきた。
 渡部尋子館長は「子どもたちは地域住民からかわいがられ、恵まれた環境で過ごしてきた」と話す。運動会などの行事には多くの住民が観覧に訪れ、野菜の差し入れも寄せられた。敷地の草刈りなどにも住民が協力。児童館裏手には山が広がり、ヨモギなどをつんで笹(ささ)団子を作るなど、自然の中での活動が特色だった。
 約30年前から「こどもの日」に合わせ、同館庭に100匹を超えるこいのぼりを掲げている。渡部館長は「地域外からも見学に訪れる松峰の名物。町内組織が引き継ぐ方向で話を進めている」としている。
 18日は卒園式に続き、午前10時から終了式を開く。会場を移し、町内会主催の思い出を語る会も開かれる。
 子ども課によると、同館は4月から、子育てサークルや多世代交流などの活動に貸し出される。松峰と同様に未就学児を受け入れている山館、天下町児童館については、「利用人数の状況をみながら、31年度を終了の目安としたい」としている。
耐震化、29年度に着工
北秋田市旧中央公民館
庁舎利用へ改修も
県議会に請願書提出へ
鹿角・産婦人科を守る会
街頭署名活動も
詳しくは本紙を御覧ください
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2001 北鹿新聞社